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エノンスタイル
愛媛でできる素敵な暮し方


人を迎える場所、自分が帰る場所

人を迎える場所、自分が帰る場所
今回のテーマは「玄関」。玄関は、住まい手の人となりや暮らしぶりなど個性が表れる、まさに家の顔です。大切なお客様をお出迎えする玄関は、住まい手自身も出迎えてもらう場所。気持ちをオンからオフに切り替える居心地の良さが大切だと思います。ほっと落ち着く場所、外とつなぐ場所、趣味を感じる場所、訪れた人が笑顔になる場所など、住まい手によって様々な工夫がこらされています。そんなこだわりや想いが詰まった玄関を紹介しましょう。

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「私」のお気に入りが出迎える玄関

自慢の愛車を壁掛けにし、インテリアの一部にしました。リビングからも見えるように、ドアはガラスをはめこんだオリジナルデザインで製作。ソファでくつろぎながら愛車を眺めることができます。ほぼ壁一面に広がる大きな窓からは青空と庭のシンボルツリーが見え、開放感を与えます。


和の心が宿る粋な玄関

い草畳を使った純和風な玄関は、料亭を訪れたような感覚に。い草の良い香りと足裏に感じる畳の感触に心が和みます。畳に落ちる格子戸の影に風流です。格子戸濃灰色のタイルの奧に置かれた真っ白な玉砂利と間接照明が玄関のアクセントになっています。


玄関に大きな人!

玄関を入ると目に飛び込んでくる黒い大きな人!この人型の正体は、奧に続く部屋のための扉。訪れる誰もが自然と笑顔になる、遊びゴコロの散りばめられたデザインにしました。吹き抜けにした玄関には、2つの大きな窓が並び、あたたかな太陽の光が降り注ぎます。


外と内がつながる玄関

遊び盛りの小さな子どもが2人いるお家にある土間と庭がつながる玄関。引き戸全部を開口できるので、家にいながら外にいるような気持ちよさがあります。土間が広いのでお客様が大勢訪れても安心。奧には土間収納があり、子どもの遊び道具やアウトドアグッズを収納できます。


今回は、4つの多種多様な玄関をご紹介しました。玄関ひとつとっても、これだけ個性の違うものがあります。家づくりを始めるにあたって大切なのは自分の好きなものを知ること。あなたの「こんな玄関って良いな」を見つけてみてください。
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福岡美穂

福岡美穂

enonstyleキュレーター
二級建築士・インテリアコーディネータ。1979年愛媛県生まれ。大学では哲学を専攻し、卒業後、高校の国語科教員を経て建築の世界に。現在、コラボハウス一級建築士事務所で住宅の設計を担当。独自の審美眼で、クライアントの「日々の暮らし」をカタチにしている。特技は少林寺拳法(三段)。彼女の目線で選んだ店舗が掲載された「四国の美しい店」の著者でもある。
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