本を読む場所、本を読む時間

お気に入りの場所はありますか?そこはなにをして過ごす場所ですか?家の中には、楽しくワイワイすごす場所、静かにのんびり過ごす場所、何も考えずボーッと過ごす場所等々、イロイロな時間を過ごすお気に入りの場所があると思います。その場所場所に、それぞれの思い入れや好きなコトがあります。家の作り手として、今回は特に「本を読む」ことに注目して、その場所の様子や想いを紹介します。
インテリア, 収納, 暮らし, 本
インテリア, 収納, 暮らし, 本
大好きな本がカッコよく並ぶ賑やかな本棚
お気に入りの本がカッコよく並べられた本棚。リビングの一角に、大好きなコトが集まる場所を作りました。インパクトのある本、グッと目を引く本がそこかしこに並び、読んで楽しい見て楽しい本が、絶妙なバランスで配置されています。主役は本なので、棚は白で統一されています。
家族の「楽しい」が集う本棚
吹き抜けの開放感が気持ちのいいリビングの真ん中に、本や写真が飾れる棚を設えています。ふと手に取れる絵本、気に入った雑貨、家族の写真が集まった、暮らしの真ん中にある本棚です。賑やかで楽しい時間を彩る、家族みんなで使える場所になっています。床の色に合わせたウォルナット色が、棚の存在をしっかりと主張しています。
腰掛ける中庭で読書タイム
植栽が主役になることの多い中庭を、腰掛けて過ごせる場所にしています。天気の良い日には座ってのんびり過ごしたり、お気に入りの本を一緒に読んだり、可能性は無限大。リビングから繋がるウチとソトの間で読む本は格別です。
家の真ん中の静かな本棚
階段を上がってすぐに設えた本棚。明るさを抑えた室内で、落ち着いた雰囲気の中で本を選ぶ。静かに考え事をしながら、気になるけれどちょっと難しい本をゆっくりと読めそうな空間です。
「本を読む」時間を過ごす本棚の前。リビングの一角にあれば家族が集まる場所になり、書斎の中なら、静かに物思いに耽ったり、大好きな本をゆっくりと楽しむ場所になります。本棚を設える場所ひとつで、過ごす時間の質はガラリと変わります。家づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか?
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福岡美穂
enonstyleキュレーター
二級建築士・インテリアコーディネータ。1979年愛媛県生まれ。大学では哲学を専攻し、卒業後、高校の国語科教員を経て建築の世界に。現在、コラボハウス一級建築士事務所で住宅の設計を担当。独自の審美眼で、クライアントの「日々の暮らし」をカタチにしている。特技は少林寺拳法(三段)。彼女の目線で選んだ店舗が掲載された「四国の美しい店」の著者でもある。

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